月次アーカイブ: 7月 2014

こんにちは。このたび、USP友の会とさくらインターネット様の共催で、一撃インストールシリーズから派生した一撃スクリプトの勉強会を開催する運びとなりました。

一撃インストールシリーズとは

chefもpuppetもDockerfileも使わず、シェルスクリプトと設定ファイルのひな形を用意すれば、コマンドを1回実行するだけで環境構築ができてしまうというスグレモノ。学校で、職場で家庭で商店で、是非お試しいただければと思います。

日時: 2014-09-06(土)11:00 - 18:00

11:00-12:00 さくらのクラウド コントロルパネル ハンズオン
12:00-13:00 昼休憩
13:00-18:00 一撃スクリプト勉強会 本編
18:30- 懇親会 (新宿近辺を予定)

場所: 東京都新宿区西新宿4-33-4 住友不動産西新宿ビル4号館 6F さくらインターネット研究所 セミナールーム

■ 講師
第1部 さくらのクラウドハンズオン 〜 さくらインターネット 横田様 〜
第2部 一撃サーバー構築シェルスクリプト勉強会 本編 〜 USP友の会 濱田 〜

■ 持ち物
SSHクライアントとWEBブラウザがインストールされているノートPCをご持参ください。

■ 内容
シェルスクリプトを用いてWordPressの一撃インストールを行います。中身は小さなシェル芸の集合体だったりするのですが、このシェルスクリプトをさくらのクラウド「スタートアップスクリプト」として登録することで、構築作業を自動化することができます。今回はスタートアップスクリプトのお作法を意識したシェルスクリプト作成方法をご紹介します。

エクストリームお申し込みはこちらからどうぞ。

第1回 一撃サーバー構築シェルスクリプト勉強会(懇親会もあるよ!)

イベントの詳細はこちらをご確認ください。当日の注意事項などもこちらで確認してくださいね。 第1回 一撃サーバー構築シェルスクリプト勉強会(懇親会もあるよ!)

皆様のご参加をお待ちしております。

1件のコメント

こんにちは、7月になりましたね。本日7月2日は『フルスクラッチから1日でCMSを作る シェルスクリプト高速開発手法入門』発売日でございます。KADOKAWA/アスキー・メディアワークス様、ご献本いただきまして有難うございます。

目次だけを読むと、bashでCMSを作るのに特化した解説本のように見えますが、CMSのコードは全体の3割もなく、実際にはawkやsedの文字列処理、bashの関数の使い方など、シェル芸勉強会
会場で「できた!」の名乗りを上げるのに非常に役立つTIPSの集合体とも言えましょう。

勿論本書の目的はシェル芸勉強会対策本ではないのですが、bashCMSを作る、という題材を通して、UNIXのお作法だけでこれだけのことができるんだよ、という1つの例を示していると思って読み進めるとよいかと思います。鈴木 嘉平さんのブログでも言及されていますが、「whileやforのループなんて使うな」「関数化する手間かけるんだったらコピペでいいじゃん」的なところに違和感を覚える方もいらっしゃるかと思います。大人数でのそこそこな規模での開発だったら、コーディング規約などでお作法を叩きこまれたりされることもあるでしょう。しかし、本書のキッカケは「1日でCMSを作る」なのです。しかも、利用者(記事の執筆)は上田さんか私しかいません。旧友の会blogが攻撃されている中、早くリリースすることが最優先、そして「自分たちですべてのデータが見える(管理できる)」を至上命題としていたのです。まさに高速開発ですよ。

上田さんがコードを書いて新しいブログエントリを書いている中、私は旧友の会ブログから記事や画像をエクスポートし、新ブログへ移植する準備を手伝っていました。やれ開発体制だの何だのってのはどうでもよくて、まさに阿吽の呼吸でした。facebookのチャットで最低限やらなきゃならないことを決めて、アウトプットのイメージを共有し、お互いできることを既存の技術でやった、それだけのことです。ここには新しいWEBアプリのフレームワークが出てくるわけでもなんでもなく、ただただ何より大事なデータを愚直に移植した、再び見えるようにした、の連続です。前例のないことでしょうから、誰も答えなんて教えてくれませんしググっても意味がありません。ただただその時は「どうしたらできるか?」だけ考えてました。

しかし、こうして本にまとまったものを読んでみると、実に単純なコマンドを愚直にパイプで繋いでいるだけなのです。パーツごとに分解すれば、スクリプトにするまでもない行数で、まさにシェル芸の元祖がここにあったとも言えるでしょう。Twitterのタイムラインを見ると、「シェル芸こわい」「シェル芸ガチ勢頭おかしい」などお褒めの言葉をいただきますが、パイプを1つ1つ外していくと、単にコマンドラインの出力がそこにあるだけなのです。これらの組み合わせが強力に作用する、そして発想の数だけ単一のコマンド以上のアウトプットができるのです。

上田さんのブログでは、過去のシェル芸勉強会スライドが一覧になっています。過去問を解いてみるのもよいですが、CMSを作るといった目的があったほうが、より楽しくシェル芸が身につくでしょう。こうして叩いたコマンドの数だけ、確実にシェル芸力が身につきます。シェル芸力が身につくことで、新たな問題が出てきたとしても、きっと「こいつぁ grep -o と xargs で・・・」のように、どう攻略すればよいかの案が勝手に頭にわいてきます。こうしたシェル芸の集合体でCMSまで作れるという、ひとつのマイルストーンがあるだけでも、チャレンジのし甲斐はあるでしょう。勿論、愚直に本書の最初から最後までを写経してご自身のサーバにbashCMSを構築するのが目的でも構いません。

流行りのツールを覚えるのもよいですが、コンピュータとは何か、データをどう扱うか、の思想の一つとして本書を活用するのもありだと思います。が、1点だけ。あくまでこれは王道ではなく、人によっては邪道と思われるかも知れません。しかし、理屈より実践、手を動かして得た知識こそ本物だと信じて疑わない方にはおすすめする一冊です。