オブジェクトストレージwasabiがアツい! aws cliからwasabiを使ってみよう!
弊社ストレージ、Office365のOneDriveとSharePointを併用しているのですけれども、手元で使いたいデータやそれほどアクセスしないデータは4TB HDDに置いていたのですが、先日カッコンカッコン異音がしまして・・・。というわけでNASを買ったのですけれども、そいつが届くまでの繋として、NASが届いたあとはバックアップ先としてオブジェクトストレージを探していたのですが、wasabiが断然安くてよい感じだったのでレポします。
■ wasabi.com 何がよいの?
とにかく安い
こちらでストレージ容量と月にどれだけダウンロードするかをスライダーでグリグリすると一目瞭然なのですが、AWSやMicrosoft Azure、Google Cloudより桁違いに安く、1TBあたり月額 5.99ドル、しかもAPIリクエストは無料なので、ガシガシ使い倒せます。
アップロード・ダウンロードが速い
日本からus-westにアクセスしてみたのですが、速度は速いです。データを日本国内に置かなければならないといった要件があれば、NTTコミュニケーションズのEnterprise Cloud Wasabiオブジェクトストレージを使うことで要件を満たせるかと。
S3互換というかS3と同じく使える
aws cliをインストールして ${HOME}/.aws/config を少し弄るだけで、 S3と同じく使えます。
■ wasabiのサインアップをする
こちらからサインアップします。クレジットカードなしで30日間無料お試しができますが、無料期間中はストレージの上限が1TBです。また、お試し期間終了後の自動請求はありません。
■ wasabiを1ヶ月近く使ってみて – どんだけお金かかった?
wasabiをしばらく使ってみてからサインインして、Billingを見てみました。
サインイン後、左側のメニューから「Billing」をクリックしてBilling Overviewを開きます。3週間ほど使ってみたのですが、360 GBほど使って0.2ドルでした。月の中で閉めているのかわかりませんが、実際にはほぼ1TB近く使っています。今現在のオブジェクト数と容量は後ほどコマンドラインから見てみましょう。
ビックリするくらい安いですね。それでは次のページで、wasabiのバケット、ユーザーの作成とaws cliの準備をしましょう。今回、aws cliはWindows Subsystem for Linuxから実行します。WSL導入方法についてはCTC教育サービスさまの「WSLではじめるUbuntu」を参考にしてみるとよいでしょう。