エンジニアの人生選択 技術に傾倒するかビジネスに注力するか
はーい、nullpopopoです。今日はエンジニアの人生選択 技術に傾倒するかビジネスに注力するかというテーマでお話したいと思うんですけれども、よく「俺って技術者として極めたほうがええんやろか?」「それともビジネスマンたるもの技術一辺倒ではなくてコミュニケーション能力とかリーダーシップもなきゃダメだろ」みたいに悩む人って、かつての私含めて日本全国5000万人くらいいると思うんですけれども、そうしたお悩みへの向き合い方について解説していこうと思います。
まず冒頭に申し上げたような
- 技術者としてとことん技術を極めるか
- 技術かヒューマンスキル、どちらかに軸足を置いてバランスよくやっていくか
の二択を迫られたり、あるいは自分で方向性を考えたりすると思うんですけれども、果たしてどっちがいいかなんて誰もわからないのが本当です。例えば会社のタバコ部屋で雑談しているときに
「先輩、俺って技術極めるか人間力とバランス取るか、どっちがいいんでしょうか?」
って相談したくなるケースがあるんですけれども、これ先輩の立場で考えたら
- そんなん俺がココで決めるの責任重いわー
- いや面倒だからコイツの性質見極めたフリして適当にアドバイスしたろか
のどっちかになると思うんですね。逆にとことん親身になって「おっしゃnullpopopo、飲みに行くぞ」と誘う先輩も過去にいなかったわけではないですが、残念なことにその先輩のアドバイスが自分の人生の背中を押したわけではありませんでした。
ですので、自分で技術志向かバランス志向かを決めなきゃならないのですが、結論、
何でもいいから自分の周囲に一目置かれる程度に技術力をつけろ
ここから始めたほうがよいです。で、ここのポイントは2つあって
- 何でもいい
- 周囲に一目置かれる
に注目して欲しいんですが、あなたが普段仕事やプライベートでコード書いたりシステム構築しようとしたりするときに、世界初の事例を踏み抜くことってまず100%に近い確率であり得ないんですね。どの分野ても大抵誰かしらの先達がいます。ですので、世界一の◯◯の使い手とかそういうポジションを狙えるわけがないのと、逆に言えばそこまで狙う必要がないってことでもあるんですね。
しかし、そんなスタンスだと俺、エンジニア世界ランクの50億人くらいになっちゃうんじゃね?と不安に思う人も全国に300万人くらいいるかも知れませんが、別に世界中のエンジニアと腕を競う必要はなくて、たとえばあなたの居る会社で「◯◯といえばnullpopopoさん」みたいに何かしらの分野でいの一番に頼られる存在になれば、セルフブランディングの第一歩が踏めたようなもんです。
それでは、何から手をつければよいかといいますと、例えば自社のプロダクトやサービスを構成する技術スタックの中から手をつけるという手法、あるいは新技術やトレンドをいち早く察知して誰よりも先にある程度詳しくなるか、に大別されると思いますので、どちらかご自身に合うほうを選ぶとよいでしょう。
で、ここまで私が言ったことを真剣に読んでくださる方って、恐らくあんまり自分の技術であるとか仕事の成果に自信がないと思うんですね。でも何かしら芽が出るきっかけが欲しくて読んでいただいてるのだと思うんですけれども、そうした方は迷わず自社のプロダクトやサービスを構成する技術スタックの中から手をつけたほうがよいです。それがトップを狙うというアプローチでもよいですし、少しでもキャッチアップをしなければという動機でもよいのですけれども。
コレをとことんやっていく過程こそが大事で、結果は後からついてくるの精神で始めてみてください。そして「あ、俺結構この分野で同僚や後輩、なんなら先輩からも頼られるなあ」という手応えを感じるまでやってみてください。
ここで冒頭の「技術を極めるか」「バランスよくやっていくか」に戻るんですが、先に申し上げたような、自分が取り組んだことの手応えをベースにどちらに進むか考えるとよいでしょう。逆に、この選択にアンチパターンが実はあって、「俺、技術で評価されないからバランス型になるわー」とか「人間関係嫌だしできないから技術極めるしかねえわ」という、ネガティブな理由で人生の方向性決めるのだけはやめたほうがいいです。
人生で成功した人がよく「いやー私仕方なしにやってったら気づいたらトップ走ってたんですよねー」と謙遜することがありますけれども、あれは本心で逃げの選択をして逃げ切れたというわけではないですからね。
まとめると、エンジニアとして求められるままに突き進んでいると、今日も結婚できなかった。
以上です。